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東京と田舎の二か所を行き来して暮らす生活に憧れている。二拠点生活というのだったか。

わたしは10歳から24歳を茨城の県南地区(千葉県柏市のとなり)で過ごしたので、生まれた場所ではないけれど茨城に思い入れがある。家から少し歩くと到着するおなもみいっぱいの小貝川の川べり、中学校の屋上から見える湿地のような緑しげる土地、鳥獣を追い払うための銃声は、楽しい思い出と少しの辛さと一緒に思い起こされる自分にとって大切な風景。

そんなわけで、望む仕事さえ手に入るなら茨城の県南地域に住みたい、と常々思っている。同時に、日本の首都東京に住むことにも価値を感じている。なのでできることならば茨城と東京の両方で人生を過ごしたい。

しかしながら、自分の感覚では、東京の方が今のところ、中国語を使える・文章が書けるという自分の特性を生かした仕事が見つけやすい。そして現状大して貯蓄のない自分には茨城に引っ越しをするすべがない。そんなわけで東京一拠点生活である。



高校時代の同級生に馬替夏美という女性がいて、版画や彫刻を制作している。高校時代最も仲が良かった友人の一人だ。同じ学年の子供がいるので、出産後の生活にも共通事項が多く、最近もよく話をしている。

アトリエのある自宅に遊びに行ったり、一緒に茨城県のキャンプ場にでかけたりしている。今回はうちのたちゅごんのリクエストで初めてお泊りをさせてもらった。一瞬の滞在ではあったけれど、まるで二拠点生活をしているような…でもそれよりはコンセプトのあるホテル?民泊?に滞在しているような不思議でなおかつすごく快適な気持ちがした。

馬替さんの家はどこもかしこも、家具や小物に統一感があって、色彩や形状に対する感度の高い人がえらぶ品々って違うんだな・と思わされた。

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見ての通りの洗面所。

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明るいリビング。

ちなみに、農家さんからいただいたというサラダ春菊もめちゃめちゃめちゃおいしかった。

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翌朝は飼い猫のボル太くんに起こしてもらいました。猫に起こされるってこんな感じなんだ!顔をくんくんされました。ちょっとくすぐったいのね。

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馬替さんのサイトはこちら。版画とか作品は売っているものもあるので興味ある方はぜひ連絡してみてください。

馬替夏美




というわけで、そこそこ遠いのだけど(といっても上野から彼女のおうちの最寄までは在来線で1時間程度なのだ)これからも東京のひとの多さ道の狭さに疲れたらおじゃましたいと思う。同時に、子供の面倒やら食事の用意やら洗濯や布団のあげさげといった家事労働が友人の負担になりすぎないよう気をつかいたい…難しいところ。今回もうっかり昼寝していました。すまぬ。