Kindle買って生活が変わった気がする今日この頃。新しく中国に関係したネタを集約するブログも立ち上げました。

いつも聞かれる「中国って何」の質問への回答をストックして、いろんな人の中の、中国との距離感が埋まればいいなぁと思います。

●中国語の勉強の仕方とか、中国の生活とか、中国人友人の紹介とかを書いていきます。



■突然ですが、夫と距離を置いていました 

本日のテーマは夫のハミ。

勤労感謝の日で、結婚式を挙げてまる6年になります。

勤務先で「旦那さん単身赴任?大変だね」と言われるくらい存在感が薄くなっていたのには理由がありました。

実際には家にいたのですが、SNSに登場しない理由は2つ。

・ハミはSNSが嫌い

ハミはアラカン(アラウンド還暦、つまり四捨五入して60歳)であり、インターネットなのに閲覧専門の人であり、人生には波風が立たない方がよいという考えでリスクはとらない保守派です。(そうわたしは自分と反対のタイプと結婚しました。子供がいる今、とてもよい選択をしたなと思っています。)

なのでSNSへの露出は基本NGであり、インターネット越しのわたしの生活にはほとんど登場しません。

・わたしが避けていた

なんだか楽しく一緒にいられなくて、ハミと食卓を囲むことを避けていました。

一緒にいるとつらくて、何度も外泊をしました。そのため最近ものすごく金欠です。


■経済的な負い目

どうしてハミと生活するのが嫌になってしまったのか?  それは「金銭的に楽をしているわたしが、家事を多く請け負うべきだ」と考えてしまっていたからです。

「経済的な貢献が少ないのだから、家事労働で生活共同体の維持に貢献するべきだ。」

そんな風に考えていたのです。

専業主婦の友人からもよく聞く心情です。

そんな時、友人には

「家事も育児も終わりがない仕事なんだから、どこかで終わりにしてだらけるべきだし、その分の報酬として夫の給料を共有するべきだよ」とかアドバイスしていました。

でも自分に収入ができると、経済的な貢献度と家事労働への貢献度の比率を測定し始めてしまう。二枚舌なわたしです。


■我が家の家計の明細と分担

わたしは25歳で、すでにハミが居住していた家へ引っ越しました。

家賃ゼロからスタートし、その後食費と娯楽費を、今はそれに加えてたちゅごんの習い事費用(これがだいたい月20000円)をわたしが負担しています。

ちなみに、食費はわたしが家計簿をつけているので、ハミは把握していません。
外食代はその時の経済状況でどちらが払うか決めます。(上述の理由により金欠のため、このところわたしはめっきり払っていません。)

最近はハミが担当する、住居の管理費、光熱費、保育料とトントンになってきたかなぁという感じです。固定資産税とかは変わらずハミにおぶさっていますが。


■落ち着いた

転職が決まり、まだその給与を手に入れたわけではないのですが、気持ちが落ち着きました。

これで、自分の経済的貢献度を高めることができる。

そうしたら、家事労働に時間を割かないことに、言い訳が不要になる。

そう考えたからです。

「労働に投入した時間と給与は比例しないのだから給与の差にかかわらず夫へ家事育児への貢献を求めることは正しい」

そんなふうに理屈を友人に説きながら、これもまた二枚舌。

わたし自身は、経済的貢献を高めれば家事労働をしていないという負い目を緩和できると信じているのです。

実際に、山積みになる家事あるいは常に発生する子供の世話という課題は、金銭を用いてアウトソーシングすることができなければ、自分という労働力を利用するくらいでしか処理されません。

そしてわたしは埃や水垢だらけの住居で生活はしたくないし、子供には「他者から関心を払われる」という体験を提供したいと思っています。

いつまでこの経済力を保てるかわからないけれども、対価に金銭の支払われる労働を続けて、これからも自尊心を保って生活していきたいと思う。