いつぶり?!に。
映画(DVD)観ました。
劇場公開した時から観たかった、イン・ハー・シューズ。リンクはAmazon。
(っていま調べたら10年以上前!何やってんだわたし〜!)
地味で努力家のお姉さんとぶっ飛んでる妹が喧嘩してしまう話です。
これは…自分で言うのもなんだけども、自分と重ねずにはいられない。
わたしには妹がいるのだけど、これがもう何を着てもかわいいしそもそも服の選び方にセンスがあるし、化粧もうまいし(いっとき雑誌のeggに出てきそうな状態だったのでそれはどうかと思うが)基本的にわたしほどには脂肪を蓄えていないしふとってもちゃんと元の体型に戻るし。
その代わりと言ってはなんだけど、これも映画と同じく、彼女だけの責任ではなくていろんな理由が積み重なって、うまくいかない部分もあって、
たとえばせっかく採用されたバイト先なのに短期でやめちゃうとか(まあこれは正社員を3度もやめたわたしに言えた義理はないが)、ちゃんと食事しないとか(そのくせにアイスクリームめちゃ食べたり、コーヒーに砂糖いれまくったり!)、荷物を運ぶのにゴミ袋使うとか(やけっぱちになっちゃってるんだろうけど)、酔っ払いすぎて失敗するとか(今はそんなことないはず)。
妹の行動がキャメロンディアスで再現されるたびに、あーこれこれ!やだーおんなじ!って一人でくつくつ笑ってしまった。
何着ても様になって、病院の看護服着てもステキに見えるのはさながら中学のとき学校指定のジャージを着ていた妹のよう。
まあ身内の目線なので妹についてはちょっと盛ってるかもしれないけど。
作中の妹マギーの言動は誰をモデルにしているんだろう?部屋着の選び方もわたしの妹みたいだったなあ。
そういう属性の子たちが憧れとする誰かがいて、彼らは似たような行動をしてるってこと、かなあ。
姉の方の設定はどこから来ているんだろう…
わたしは作中の姉ローズほど優秀ではないが、学生時代学内ではまあまあ勉強ができ、でもなんだかデブで(最近はそんなにデブに見せない術を身につけた、つもり)、食べ過ぎで(中学〜高校の時のあの食欲なんだったんだろう)、化粧が下手で、買った服や靴は着こなせなくてむしろ服はハードル高いけど靴ならなんとかって思って買ってて、
そんでそんで異性にもてなくて…
あああ!なんでこんなに同じなの!!! 部屋にいる時ヘアバンドしちゃうとこまでそっくり、っていうか妹もしてるけどなぜかわたしがするとセクシーにならないの!
(…でもよくよく考えてみると、こういう人はたくさんいそうだ)
作品は一貫としてゆるゆると楽しい方向に向かって行って、とってもさっぱりしていました。家事を頑張った土曜の夜にぴったり。
観客として姉妹それぞれのコンプレックスに少しずつ気づかされる中で、彼女たちが悲しい思いをしながらもそれと向き合い自分の一部としてとりこみあるいはそれを制御していくことを覚えていくさまは、観ていてほっとするし前向きな気持ちになります。
姉妹のどちらかにわたしほど共感しなくっても、楽しめる…はず。
彼女は姉妹だし親友なのよ、というセリフに、共感できる自分は幸せ者だな、とも。
作中出てくる詩もよかったです。図書館で探して借りよっと。
もうすぐ関東に帰ってくる妹とのランチの予定、たてねば。
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