ごはんを作れる人になってほしい。

子どもは理想を押し付ける相手ではない(というか理想は人に押し付けるものではない…)ので、たちゅごんにできるようになってほしいこと、というのは基本的に想定していない。

だが、生きていく上で必要な能力は、食事を用意できるということである。これは排泄や着替えを覚えるのと同じレベルで身につけなければならないはずだ(理由は後述)

そんなわけで、何か計画をしているわけではないのだけど、時間のある時は食事の準備を一緒にするようにしている。たちゅごんと。

もうすぐ4歳。
洗うこと、ちぎること、まぜること。
そのあたりをお任せする。




こうして出来上がったお昼はキャベツとしらすのペペロンチーノとトマト。
たちゅごんの好物、青菜の胡麻和えは今晩の食卓に登場の予定です。

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食事を準備するというのは、加熱調理して配膳する…だけではない。
食材の選定、買い出し、調理器具を選ぶ、段取りを組む、食材を洗う切るなど、そして加熱、盛り付け…といういくつもの段階があり、それぞれに工夫の余地があるのだが、正直このことに気がついたのは25歳過ぎて夫と同居をし始めてから。24歳で実家を出るまで自分も、一食食事を作る、という体験がなかった。

食事を作らないと中食や外食に頼ることになる。それって結構不便だし身体的にも環境的にも不健康だな、と感じる。それぞれ美味しいけれど、毎日食べると味が濃く感じるし、中食の場合はそれを包んでいる廃棄物が出る点が気になる。
外食も好きだけど、自宅でゆっくり食事をしたいことも少なくない。食べたい量(あるいは食べるべき量)の調節も、自宅が一番簡単だ。


今週見かけた東洋経済オンラインの記事に、妻が施設に入ったため年金で全てをまかなえず、貯金を切り崩す男性がとりあげられていた。
どのあたりでコストカットできるかフィナンシャルプランナーがアドバイスするのだけど、なんと食費はすべて宅配として計算されていた!実際、本人は料理をするつもりがないので、そういう計算になっているらしい。

なんて不経済…と驚いた。そして食事を自分で準備できないということにも。慣れないと難しいかもしれないが、果たして本当にできないということがあるのだろうか…。もちろん、自炊しても食材の選び方によってはそんなに安くもないのだが。
両手両足があるのにできない、というとは、やらない、というだけではなかろうか。

実際、自分の周囲でも、高齢の家族のための食事の準備を宅配や外食でまかなっている例をみたことがあり…全てを手作りすることはいろんな事情から無理だとは思うけど、本当に全部を全部!コストもかかるだろうし、塩分も…と、他人事ながら、気になった。(しっかりと塩分表示がされているので逆にいい、という見解があることは承知しております。)


くつろげる生活と健康のためお金の節約のため、食生活が中食や外食だけにならないよう自炊能力があることは大切だ、という結論にたどりつく。

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かくいう自分が実家で準備したことがあるものは、めんつゆで味付けするがんもの煮物と味噌汁くらい。
母が、他の人に台所を使われるのを嫌がるので調理スペースにふみこむことが憂鬱だったし、他の人に食材を計画から外れて使われることも嫌なようだったので、何か料理をすることも気が向かなかった。

母の代わりに一食、食事の準備をしたくとも、自宅では酒のつまみになるものが献立の中心で、献立の立て方がさっぱりわからなかった。
母は、父のためのメニューを出すことが大切と考えている節があり、主食がメインの料理は夕食にならないと考えているようだった。一時期炭水化物断ちをしていた自分には好都合だったが。(満腹感が感じられずにおかずを食べ続けるという弊害に気付けるのはもっとずっと先の話)
母はまた料理はできたてを出すのが礼儀と考えているようだった。わたしはそのどちらも、自分には出来ない…と感じていた。

おそらくわたしが自宅で料理をしたことがないのは、こういった環境にいたからだと思う。
なんでもいいよ、作っておいて、ということがあれば、食事の準備もしただろう。まあ、それが完全に自分の仕事となれば、それはそれで憤りを感じる場面があるに違いないが。

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実家を離れて6年。最近は、メイン(肉か魚)に副菜(ひじきとかごまあえとか)、それに味噌汁とごはんが基本で、足りなければ惣菜やレトルトまたは豆腐なんかを足す感じで食事をしている。
米と味噌汁は夫が準備することも多いので、焼くだけのメインや茹でるだけの副菜(ブロッコリーとか)を準備するのはそんなに負担ではない。副菜は週末にタッパーいっぱい準備しておいて1週間食べ続ける…ということもざらである。

…なーんて言ってても、こんな感じに味噌汁もなくメインもレトルトで全体のバランスが変な夕飯、しちゃうことも少なくないです。
(金曜で疲れていたのと、前日出かけていたので何も準備できていなかったのが昨日の理由。。。


どうしてもアスパラが食べたかったので、ゆで卵を添えて食卓へ。
牛すき煮は生協のレトルト。ちょっと味が濃い。
ゆばも生協、開けるだけ。お味が最高!
お米だけは気合を入れて、帰宅してから研いで鍋で炊きました。なぜなら夫の好物だから。(あ、すみません自分もです)

わたしにとっては、夫や息子に食事を出すことが愛情表現の一つだと思っているので、自分が食べたいというのもあるけど、普段から彼らが喜びそうなものを準備している。

今晩は何を食べようかな!