お天気が悪くて家にこもっていたので、読書がはかどりました…っても、昼寝したのもあって、半分は夜更かしして読んだんだけど。


不倫の社会学で気になっていた、坂爪真吾氏のこの本(男子の貞操)。

男性への性の教科書…なんだけど、女性のわたしにも大変参考になりました。

セックスは、裸で抱き合うのを大事にすべし、というのはわたしもなんども旦那さんにプレゼンしてたので、超納得。

性産業は、事業主たちによる利用者と労働者の奪い合い、というのは聞いたことがなかったので、新鮮でした。
いつも、なんでソープは本番ができるのだ?と疑問なのですが、そのへんはおいおい勉強してみたいと思います。


ほかの本の返却期限が迫っていたので、じゃっかん駆け足で同書を読了し、
なんだっけこれ?という小説のリクエストの到着連絡もあったので、
夜、雨のなか図書館へ。


てくてく。



なんだっけ、これ。

読み始めて、ああ、こんな設定の本、気になってリクエストしたわ!と思い出すも、この本の存在を知ったのがどこだったか思い出せない。
どこかの本のなかで見たような気はする、いや、ネットで見たんだっけ。

小説の舞台は、夫婦はセックスをしなくなり、人工授精で子どもをつくるのがスタンダードな世界。
セックスは恋人間で行うこともあるが、どちらかというとすたれた習慣となっている。

主人公の女性は、異性マッチングのシステムによって男性と知り合い、結婚する。
夫婦は家族なので、セックスはするものではないが、子どもは一般的に夫婦間の人工授精によって作られる。

子どもの存在によって家族になろうという者、子どもさえいれば夫はいらないという者、経済的にはやはり夫が必要だという者…

一見すると、突拍子もない設定のようだけども、
家族の定義を模索する登場人物たちのやりとりを見ていると、彼らの抱く悩みや欲望は、現在の日本でも十分に抱かされるものだと気づかされる。

正常、常識なんていうのは、時代によって変化するということが、物語のなかで示されるさらに新しい価値観によって、読者に実感をもたらす。
突拍子もない設定すら常識的に感じられるほどの新たな世界観も、否定されるべき要素は実はないのではと感じさせられた。


何があるから家族、という定義は実はできなくて、家族であるためには、相手を想定した関係性の保守活動(メンテナンス)が大切だ、と、前述の坂爪氏の結論にたどりついて、同じ日にこの二冊を読んだ巡り合わせにおどろいた土曜でした。