木曜9時からのドラマ、37.5℃の涙、にはまっている。
もともと、モデルとなった起業家の駒崎さんのNPO病児保育のフローレンスに、母親的関心があり、
原作の漫画を借りて読んでいた。

ドラマ化するというので、早速録画。
ドラマは録画しといても見ない…というのが自分にありがちな展開なのだけど、
これは欠かさず楽しみに観ている。

先週と先々週の分、たちゅごんが6時から寝始めたので、家事を終わらせ、いっきに鑑賞。


小説、漫画原作のドラマや映画って、元のほうがよかった〜!って思うことが9割なんだけど(とはいえそんなに数観てないけど)、
この作品は、ドラマがいい!すごくいい!

特に先週の放映、で、よかったのが、ビデオのシーン。
(ネタバレなので、録画見てない方etc  はスクロールしないでくださいね!)














お母さんを3年前亡くした9歳の女の子が、
10歳になった女の子に宛てた、お母さんからのメッセージビデオを見つけるシーン。

ビデオが再生され始めたくらいで、あ、わたしならこうしよう、という自分の方針が固まった。

わたしが死んでしまったら。息子が自分との会話を覚えているほどには大きくて、でも悲しみを消化するには小さかったら。

見飽きるほど、毎年毎年のバースデービデオを残す。
たとえば、20歳まで。もう、毎年毎年、ビデオで出てこなくていいよ、っていうくらい、映像を残す。

なぜなら…忘れて欲しいから。
思い出すたび、悲しい気持ちになってしまうような存在では、いたくないから。
大好きだったという気持ちは持っていてもいい。
でも大好きで会えなくてつらいのは、忘れることでしか癒されない。

いなかったことにしてください、って言うわけじゃない。
楽しかったことも忘れてくださいっていうわけじゃない。
だけど、わたしのことは、もう、会えないから、忘れてください、と、そう言いたい。

会いたかったとか、こうしたかったとか、会いたいとかいう気持ち、この先会えるんじゃないかとかの期待すべてすべて、手放してください。


…と、考えていたら。
ビデオの中の、女の子のお母さん、笑顔で。

  ママからのお願い。
  もう、ママのことは、忘れてください!

うーん、その通りだ。
でも9歳(10歳になったら見てねと書いてあったのだが、9歳の時点でビデオを見つけて見ちゃったのです)、やっぱり受け止めきれない。
(これも、参考になる。)

やっぱり人生、時には傷つきながら、進むしかないのかな…



それから。主人公の母親が、毒親で。
それでも愛されたい、と振舞う主人公を見て、過呼吸になりそうなシーンも、時々。
わたし、自分の母親を毒親と断言する勇気はまだないのだけど、
昨日土曜に約1年ぶりに再会し、なんだかちょっと体調が悪くなりました。
(単なる寝不足説も。)

ドラマを観ていると、こんな母親、いないだろ!
と突っ込みたくなりつつも、ほじくり返せば自分にも、あの対応はなかったな、という出来事の一つや二つ、思い当たるわけで。


そんなわけで、37.5℃の涙、今週の放映も楽しみだ〜!

料理していない速水もこみちや、物腰柔らかな成宮寛貴がかっこよくて目の保養にもなっています。。。
(特に成宮寛貴の役は、個人的には漫画より、いい!
漫画は、少女漫画だから、タッチがどうも…ね。。。
小畑健さんとか描いたらもっとぐっとくるんだろうか。。。)