わたしは身長163センチ体重58キロである。つまり、「痩せ」ではない。
見た目も、スレンダーというものではない。

でも、最近の周囲の反応を見ていると、わたしは太っていない範囲にはいると気づいた。

留学中と産前産後を除いて、体重はあまり変わらないのだが、この10年おつきあいのある人には、痩せたよね、とよく言われる。
つまり、重さは変わらないが、シルエットが変わったらしい。

特にこの1年は好きなように食べているが、体重は増えないし、着ている服を買い換えなければならないほどの体型の変化もない。

わたしが太らないために意識していることはいくつかあるが、食生活についてはこれがキモだろうと最近気づいたことがある。
それは20代までしょっちゅう見ていた、モテをねらった雑誌、その中のダイエット特集でもよく言われていた、簡単なこと。
それは…

お腹いっぱいのときは、食べない。

ただそれだけだったのだ。

だけど産前まで(臨月は逆に食べられなかったが)、あと少し食べれば全部なくなるな、と、皿から料理がなくなるかどうかを判断基準として、自分が空腹かどうかという軸は無視した食べ方をしていた。


残すことを躊躇してはいけない。
わたしが食べ残しをなくしたって、飢餓に苦しむアフリカの子どもが減るわけではない。
世界的な経済構造を自分の生活で改善はできない。

もちろん、むだな食べ残しを作っていいわけじゃない。
だけど、食べたくないものまで食べなくていいと思う。
そう思えるようになったら、服がきつくなることもなくなった。

加えて、実家を出たことで、あまりお腹が空いていないのに、ご飯だからと出てくるものを食べる、という生活習慣もなくなったように思う。

逆に、お腹が減るなら、夜9時過ぎでも食べたいものを食べて、寝る。
朝、それで空腹感が生まれなければ、食べないでよしとする。


お腹が苦しくなるまで食べないから動くのも億劫じゃない。
たまにお迎えにダッシュするときも心なしか身体が軽い。
相乗効果で消費熱量も増えているのではなかろうか(正確なところは知らない)

他にもいくつか気をつけていることはあるけれど(すっごい食べたいとき以外好物のドーナツは食べないとか、ちゃんと睡眠をとるとか、週に3回はウエストゴムじゃないスカート履くとか、食べ過ぎたら次の食事少なめにするとか)、
なんども目にしてきたのに実現できなかったこの言葉を、実行できていることにひときわ感激の思いがあるこの数年である。

ちなみに実家にいるときは外食が多く、食べきらないといけないと考えていたため、着ている服をきつく感じるくらいまで平気で食事をしていた。
ただのおデブさんである。履いているジーンズが破れたことも一度ならず、ある。


そんなわけで、おとといの結婚式5周年記念日の食事は、たくさん作ったけど食べ切りませんでした。
明日のブランチにでもしよかな…
ワインはしこたま飲んだので(といっても、ふたりで1本)、翌日はむくみがひどかったです。。。