先日、新しいシッターさんに来ていただいたので、
息子たちゅごんとの相性を見極めるため、公園に同行させていただいた。

どんな人柄なのか、普段何をして過ごしているのか、自分の今のステイタスに何を感じているのかなど話してくださり、
非常に良い方と巡り会えたと感じた。


利用しているのは、シッターさんのマッチングサービスKIDSLINE。
年初、社長の経沢香保子さんがブログやFacebookで情報発信しているのを見て知った。
実際に依頼、対応してもらったのは、4月が初めてだが、その後毎月利用している。

社長の文章を読み、ご本人がどんな思いでどうやって安全を確保しているのかや、
どうやって利用者に幸せになってもらうかをとことん考えた商品(マッチング)なのだということを理解できたので、
シッターサービスにまとわりがちな、他人に預けるなんて怖くない?とか、高くないの?といった不安に関しては、わたしについてはまったくなくなったと言える。

もちろん、いくらわたしが経沢香保子さんの信者だからといっても、
初対面のシッターさん(KIDSLINEではサポーターさんという)と会って、ものの5分で託児して立ち去る、なんてことはしていない。

わたしがどんな感じでシッターさんに対応をしてもらっているのか、なにを感じて考えて利用を決定したのか、具体的にご紹介したいと思う。


まず、サービスの利用開始では、サポーター本人との日程調整や対応依頼のメッセージが必要になる。
相手の対応可能な日程に直接予約希望を出せるが、依頼にはかならずメッセージの入力が求められる。
利用者だけでなく、サポーター側も必ずメッセージ付きでないと、依頼を受けられない。
これで、相手の人柄が見えるところがいい。

わたしの場合、決まった日程の当日はまず、対面で話しをして、どういう方なのか感じ取る。
そして子どもと触れ合う様子を見て、子どもとシッターさんの2人で過ごすことに問題ないか、判断する。
(今まで4人の方とお会いしたが、問題を感じることは一度もなかった。)

サポーターの方は、研修に合格してから実働しているらしい。これまで対応いただいた方のやり方から、開始時の名乗り方やサポート時間の口頭確認など、流れには基本があることが理解できた。

特に生活をお任せするサポーターさんの面談では、自分の面接を思い出し、いやらしいながらも、「あなたの方から質問はありませんか?」と確認をさせていただいた。

ほぼ定期的に依頼を受けていただいている方は幼稚園教諭の資格も実績もあり、
アレルギーの有無、体温計の保管場所、発達について的確と思える質問を返してくださったので、さすがだ、と感じた。
子どもの生活をまるっとお任せすることができる、と判断し依頼している。


気になる料金は、このように決まっている。
KIDSLINEは各サポーターの方が設定した時給やオプション料金がある。
それに基づいた利用料金と、そこに交通費と10%の手数料(これが運営しているKIDSLINEの収益らしい)が加算された額が最終的な支払額だ。
利用開始時、クレジットカードの登録が必須で、そちらから利用後、支払いとなる。
サポーターの報告書を利用者(わたし)が承認後、決済が行われる仕組みだ。


我が家には、初めてサービスを利用した今年の4月から、毎月サポーターの方に来ていただいている。

月に2〜3回の利用が続いていたが、登降園(最近はもっぱら登園)を月に2〜3回、土曜の外遊びを月に1〜2回、
これが最近確立した、わたしの満足いく生活が実現できるバランスだ。

登園を依頼する理由はふたつ。
朝の出発に向け息子をせかしながらの準備がものすごく気力を削がれること、そして息子の寝不足を案じていることだ。
出発時刻に間に合わせるために何度も何度も、急いで!と声をかける作業から解放される朝がこんなにも貴重だとは、出産するまで知らなかった。
そして、息子の睡眠時間は短い。
夜7時過ぎ降園なので就寝が9:30を過ぎることもあるにもかかわらず、朝の7:30登園のため6:30には起こしているのだ。
昼寝もしている、とは思うが、やっぱり自宅と保育園では気持ちも違うとわたしは思っている。
まだ眠そうな4歳児に、もう少し睡眠時間を与えたい、できれば朝も急かさずに少しは自分の気になったおもちゃで遊んでから出発してほしい、と常々思っているわたしの思いを、サポーターさんが実現してくれた。

そして土曜は平日の後の休み1発目、洗濯や掃除をしたい。だけど、息子は外に遊びに行きたい。
家事を終えた後すぐに外に遊びにいく体力は、残念ながらわたしには、ない。
加えて、わたしの夫は土曜にも出勤日がある。家事も育児も1人で、本当にクタクタになってしまうのだ。
サポーターさんに外に連れ出してもらう息子は、わたしと室内にいるよりずっとうれしそうだ。


自分の希望をねじ曲げて子どもの要求に付き合っていると、その不満はどんどんたまり、結果夫婦の間に普段ある思いやりが消滅してしまう。

家族みんなが、誰かのために我慢をしなくて良い生活。
そのためにシッターさんが果たしてくれる役割は、大きい。

だからわたしは今週も来月も、サポートしてくれる方を頼りながら、家族みんなが楽しく過ごせるバランスを実現したいと思う。